子育てのしやすさを決める要因のひとつに環境があります。道路などが整備されていて安全性が高い、公園などが多い、自治体の子育て手当などが充実しているといった要素は子育てしやすい環境だと言えます。
子育てのことを考えて住む地域を決める方も少なくありません。子育て環境重視で住む場所を決めるなら、子育てしやすいといわれている地域について調べてみることが大切です。
自治体の制度や道路の状況、保育園や幼稚園の充実度などについて調べて、他の自治体と比較してみると参考になるでしょう。
首都圏や地方で子育て環境が良いと言われている自治体についていくつか紹介していきます。
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首都圏の子育てしやすい街ベスト3
首都圏や住宅や保育園などの事情により、子育てしづらいイメージがあります。しかし中には子育て環境が整っているところもあります。子育てしやすいといわれている街について紹介していきます。
23区内で出生率トップの江戸川区
東京23区内で最も子育て環境が充実していると言われているのが江戸川区です。実際に出生率も23区内でトップです。
23区内といえば人口が多いため子供を預かってくれる場所を探すのが困難です。そこで江戸川区では23区内で初めて保育ママと呼ばれる制度を導入し、保育所不足の解消を緩和しようとしたのです。
他にも幼稚園児に対して手厚い助成制度、乳児手当がありますので、経済的なサポートを受けられるのもうれしい点です。
他にもすくすくスクールと呼ばれる学童保育のようなサービスを提供しており、放課後に子供たちが地域の人と遊んでもらえるようになっています。
千葉県浦安市
東京都心からも近く都心に通勤するのにも便利です。浦安市も子育て世代に人気のある街のひとつになります。
一つは道路が整備されており、歩道が広めに作られていますので子供が交通事故に遭遇する確率を少なくできるのです。
また学校の数も多いため、どこの地域に住まいを構えても学校までの距離が短いのも安心できる点です。
独自教育を推進する品川区
品川区は再開発に伴ってマンションや住宅が増えてきている地域になります。品川区では2006年より区内の小中学校全てで小中一貫校教育をスタートさせています。
他にも学校選択制や教科別担任制、英語教育の早期導入といった今では他の地域でも行われている教育を早期から取り入れてきた実績があります。
首都圏は私立学校の数も多く進学先の選択肢も豊富にありますが、公立校でも十分な教育が受けられる環境が整っています。
地方の子育てしやすい街ベスト3
首都圏だけでなく地方でも子育てしやすい街は見つかります。特に最近は首都圏からの移住者を増やそうと、子育て支援を充実させる自治体も少なくありません。地方の子育てしやすい街をいくつか紹介していきます。
福岡県北九州市
福岡県北九州市内が子育てしやすい街と言われている理由のひとつが、赤ちゃん連れに優しい街づくりを推進している点です。
まず市内には「赤ちゃんの駅」と呼ばれるおむつ替えや授乳ができるスペースが400か所以上設置されています。
他にも自治体が大型の子育て支援施設を開設しており、子どもが安心して遊べる場所もあるのです。
他にも市民センターや一部のドラッグストアでも無料で子育て相談できるようになっていますので、子育てサポートが充実しているのです。
栃木県宇都宮市
餃子の街として全国的に名の知られている宇都宮市ですが、子育てしやすい環境も整っています。
栃木県の県庁所在地でありますので人口も多く、一部の地域では待機児童が出ることもありました。しかし認定こども園の増加や民間保育所などを増やして、待機児童の解消に努めています。
またゆうあい広場と呼ばれる大型遊具で遊べたり、工作教室を実施したりと子供たちの心身の発達を支援する遊び場を提供しています。
静岡県静岡市
共働き家庭にとって子育てしやすい環境が整っているのが静岡県静岡市です。そのひとつに過ごしやすい気候が挙げられます。
年間の平均気温が17.2度であり、冬も温暖で降雪もほとんどありません。一年を通じて外遊びも楽しめます。
待機児童対策にも積極政策を推進しており、全国に先駆けて市内の保育園、幼稚園を全て認定こども園に移行しました。
まとめ
子育てしやすい街は全国いくつもあります。また子育て家庭に優しい新たな制度が導入されることもありますので、逐次情報収集することが大切になります。
さらに、高齢者介護についてはこちらで紹介しています→高齢化社会で求められる住みよい街を考える