意外と知られていない害虫・害獣と「住みやすさ」の関係

意外と知られていない害虫・害獣と「住みやすさ」の関係

山間部など自然豊かな場所で生活している場合、害虫や害獣の被害にあうリスクも高くなります。また最近は自然が減少してきたことから害獣や害虫が都心部まで出てきて被害を及ぼすこともあります。

自治体によっては害獣害虫対策にも力をいれおり、依頼をすれば対応してくれるところもあるのです。害虫、害獣対策の基本や自治体の対策について詳しく知っておきましょう。

害虫対策のキホン

ゴキブリやハエ、蚊などが家庭にもよくいる害虫たちです。他にも肉眼では確認しづらいダニやノミなど人間に危害を与える害虫はほかにもたくさんの種類があるのです。

害虫被害を受けないようにするためにも、しっかりと害虫対策について学んでおく必要があります。害虫対策の基本について理解しましょう。

ゴキブリ

ゴキブリは見た目にも気持ち悪いですし、家の中で見つけたら何としてでも始末したい害虫だと言えます。

家の中で生息していて万が一卵でも生んでしまったら、ゴキブリが大発生してしまうからです。

ゴキブリ対策の基本としてはまず目に見えないところにいるゴキブリと、出てきたゴキブリ対策を併用することです。

目に見えないゴキブリはゴキブリ用の毒餌、ゴキブリを仕掛ける罠が効果的です。ゴキブリ用の毒餌を食べて死んだゴキブリを仲間のゴキブリが食べると、それもまた殺すことができるので巣まるごと駆除するときにおすすめです。

出てきたゴキブリには殺虫剤で対応しましょう。ゴキブリは逃げ足が速いですから、あっという間に見えなくなることがあります。

殺虫剤も目に見えるところにいくつかおいておくと、必要な時にすぐに使用できます。また殺虫剤も場所によっては吹き付けたくないことがあるでしょう。そのような時は瞬間冷却してゴキブリを殺すような毒性の低い殺虫剤もありますので試してみましょう。

どこの家庭にも存在するダニ

ダニは残念ながらどんなに清潔にしていても存在する害虫です。中には人間を刺すダニもいますし、アレルギーを引き起こす原因にもなりますのでできる限りその数は少ない方がいいのです。

ダニ対策にもいろいろありますが、目に見えないですから駆除するのが難しいのです。対策のひとつに燻煙剤が考えられます。

燻煙剤を使用すると広範囲にわたってダニ退治ができます。またダニは湿気の多いところや人間の皮脂が多い部分、布類で繁殖しやすいですからお手入れをしっかりとしておきましょう。

増える可能性あり?「害獣」対策を知っておこう

都心部でも害獣による被害が増えてきています。害獣対策グッズも多く販売されていますので、害獣対策に役立ててみましょう。

害獣対策液

ハクビシンやキツネなどが家に侵入してくるケースも聞かれます。このような害獣を家に寄せ付けないためのグッズとして害獣対策液が販売されています。

これは害獣が本能的な習性を利用した商品ですから、一時的ではなく継続的な効果が期待できます。しかも天然成分を使用していますので安心して使用できるのもうれしい点です。

さまざまな害獣よけグッズ

害獣よけグッズにはいろいろな種類がありますが、害獣が嫌うストロボ発光、威嚇音、超音波の3大機能を搭載している製品もあります。

超音波とひとくちにいってもいくつかの種類があるのですが、この製品は特定の害獣が嫌がる超音波を出して撃退してくれますので害獣予防効果が期待できます。

他にもいろいろな商品が販売されていますので、目的の害獣にあわせて試してみるといいでしょう。

街の害鳥対策

カラスやハトなど、人間に被害を及ぼす危険性のある害鳥対策をとっているところも多くあります。ここでは、自治体の主な害鳥対策について紹介していきます。

※カラスやハトは鳥獣保護法によって保護されているので個人が勝手に駆除・捕獲することはできません。被害を防ぐにはカラスやハトの生態をしっかり知り、的確な対処を行う必要があります。

相談窓口を開設

自治体によっては害鳥被害の窓口を設けて相談に応じています。中には専用ダイヤルを設けており、的確な対処法を教えてもらえるところもあるのです。

害鳥の駆除が自力で難しい場合、業者に駆除を依頼することになります。その場合の対策費用を自治体が負担してくれる、もしくは費用の一部を助成してもらえる自治体もあります。

対策グッズの貸し出し

害鳥対策のグッズが販売されていますが、わざわざ購入するのももったいない気がします。自治体によっては、対策グッズの貸し出しを行ってくれます。

もしも害鳥被害で困ったときは、自治体にまずは相談してみましょう。適切な対策を教えてくれる、業者の紹介などしてもらえますので早期解決につながります。